イギリスはドイツと同じくらいテディベアが生活に溶け込んでおり、どの家庭にも小さい頃からのお気に入りテディベアがあると言われています。
そんなイギリスで大人気のテディベアメーカーが「メリーソート社」です。
ここではメリーソート社のテディベアがなぜこんなにも人気なのかを詳しくまとめていきますね。
メリーソート社のテディベアの歴史
メリーソート社は１９３０年に設立したイギリス最大のテディベアメーカーです。
元々はモヘアの会社だったのですが、時代が変わるにつれ人工繊維の開発が進みモヘアの需要が減少してしまったのです。
そこでモヘアを使ったぬいぐるみを製造し始めたのがメリーソートテディベアの起源になりました。
社名の「メリーソート」とは古い英語で「幸運をもたらす鳥の胸骨」という意味だそうです。
イギリスには鶏肉を食べた後に残った、Y字型の胸骨を二人で引っ張り合い長い方を取った人は願い事が叶うという古くからの言い伝えがあるそうです。
そこから、「メリーソート社のテディベアを持つ方の全てに幸運が訪れるように」という願いと意味を込めてつけられたそう。
現在「高級品」と言われるイギリス製のテディベアを製造しているメーカーはメリーソート社だけになりました。創業から８８年経った今も尚受け継がれた技術でハンドメイドに拘ったテディベアを世界中に出荷しています。
生地のカット、縫い合わせ、綿詰めなど機械に頼ることなく１つ１つが丁寧な手作業で作られています。
メリーソート社のテディベアの特徴
メリーソート社には人気のテディベアがいくつかあります。その中で最も人気なのが「チーキー」と「パンキー」です。
チーキーとは？
頭と耳が大きく、笑った口がとても可愛いこのテディベアは、テディベアの概念を覆した「犬顔ベア」として爆発的な人気を得ました。
「チーキー」は生意気な、いたずら好きなという意味だそうです。
「チーキー」の笑顔を見たエリザベス女王が「生意気そうな顔ね」と仰ったことからこの名前がつけられたそうです。
パンキーとは？
「チーキー」の前身となったのが「パンキー」なんです。
「パンキー」はその名の通り頭のてっぺんが逆毛立った、パンクなテディベアです。
メリーソート社のテディベアの相場はいくら？
「メリーソート社の中でも最もリーズナブルなものは定番ベア、「ロンドンゴールド」の25cmサイズで、価格は8,500円。
金色の柔らかなモヘアで作られたベアで、赤いサテン素材のリボンが特徴的。微笑んでいるかのような優しい表情で、出産祝いとして人気のベアです。
そして、アンティーク以外のベアで最も高額なものは「メリーソート チーキーレイコ」で、その価格は68,000円になります。
こちらのサイズは５３センチと大きめ。メリーソート社世界限定春夏コレクションの中で一番大きなチーキーです。
2017年2月発表されました。世界限定75体の証明書付きベアです。
※入手困難
メリーソートの社のベアの平均はおおよそ2万円前後。
柔らかで品質のよいモヘアが多く使われており、手足にはフェルトの他、イタリアンスエード等がよく使われています。
テディベア・ブランドの中では、平均的な価格と言えそうです。
限定モデルが多いのと、記念ベアの販売（エリザベス女王2世90歳の意誕生日ベアなど）があるため、出産などの記念としてメリーソート社のベアを選ぶ人も多いです。
当サイトが選ぶお祝いにプレゼントしたいベアベスト3！
第３位！２０１８年新作チーキーリトルクリスタル・サファイア
紫がかったグレーカラーモヘアのボディ。可愛さと美しさを兼ね備えたベアです。胸元に輝くのはスワロフスキーのハート形のネックレス。
世界限定100体で販売されました。現在は入手困難ですが、ごく稀に以下のショップに入荷されます。
第２位！２０１６年世界限定クイーンエリザベス２世ベア
エリザベス女王２世の90歳のお誕生日を記念して作られたモデル。
ボディには最高級モヘアを使用。女王が好きなライラック色の洋服を着た、気品溢れる作品となっています。
第１位！２０１８年新作チーキードギー
白いモヘアが美しく、犬の頭巾を被った可愛らしいベア。しかも限定50体と超希少。売切れ必至の人気テディベアです。
※2018年8月現在、入手困難です。
