テディベアの歴史!100年以上愛された理由とは?テディベアの誕生秘話まとめ

テディベアの歴史!名前の由来、100年以上愛された理由とは

テディベア。
言わずと知れたくまのぬいぐるみです。

世界中で愛されるテディベアはいつ、何がきっかけで誕生したのか…テディベアが好きな方はちょっと気になりますよね。

今日はそんなテディベア誕生秘話をまとめて行こうと思います。

テディベア誕生の秘密

テディベア誕生

テディベアを初めて作った会社をご存知ですか?

世界で初めてテディベアを作ったのはシュタイフ社というとあるおもちゃメーカー。今ではテディベアと言えばシュタイフを思い浮かべる人が多いほど、有名なメーカーとなりました。

今から約138年前のドイツでシュタイフ社は誕生しました。

シュタイフのテディベアは全て手作業で作られています。
一体ずつ丁寧に作られた伝統の製法で、限定品のテディベアにはシリアルナンバーが刻まれた証明書が付いています。

そんなシュタイフ社ですが、初めからテディベアを作っていたのではないのです。

マルガレーテという人物がとある雑誌を参考に甥っ子のクリスマスプレゼントとしてゾウのぬいぐるみを作ったことが後々世界的に有名なテディベアメーカーであるシュタイフ社誕生のきっかけとなりました。

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現存する最古のテディベアは「ベア55PB」

55 PBベア

1902年「ベア55PB」はシュタイフ社が制作した最古のテディベアと呼ばれています。

上記はレプリカですが、当時のテディベアを忠実に再現して作られています。
55PBの特徴はブラウンのモヘアに、木毛が詰められており、目は木製であることです。

こちらのレプリカも同様の素材で作られています。世界限定2,000体で2002年に販売されました。

さらにこの2年後、ベア35PBが作られます。
これは55PBよりもひとまわり小さいサイズとなっており、子供が抱きやすく改良されました。さらに小さい28PBなどその後いくつか小型のテディベアが作られていきます。

【28PB】
28PBテディベア
出典:テディベア図鑑

※補足
・「55(35)」は座高
・「P」はフラシ天(ビロードの一種)
・「B」は動かせる(という意味)

テディベアはドイツで生まれ、アメリカで大ヒット!

テディベアを世界で最初に作ったのはドイツのシュタイフなのですが、しかし当時のドイツではテディベアは予想に反して、ほとんど人気がなかったと言います。

そんなある日、アメリカ人のバイヤーが日本でいう「おもちゃ見本市」のような場所でシュタイフ社のテディベアを見つけ、数千体もの発注をしました。

シュタイフ社は発注されたテディベアをアメリカへ輸出。

時を同じくして、ルーズベルト大統領が自分の趣味である熊狩りに出掛けた際、瀕死のクマに遭遇したものの、大統領は「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」と言い、その熊を撃たなかったという出来事がワシントンポスト紙で広く知れ渡るように。

駄菓子屋を営んでいたモリス・ミットムはこのニュースを受けて、1体の熊のぬいぐるみを作り、セオドア・ルーズベルトの愛称であるテディを取って「テディベア」として販売。これがアメリカで大ヒット。
(のちにモリス・ミットムはテディベアの会社である「アイディアル社」を立ち上げました)

この流れがあったことで、シュタイフ社から輸入されたテディベアも大人気となりました。シュタイフ社が世界的なテディベアメーカーとして発展した背景には、このような運命的な出来事が関わっていたのです。

ヨーロッパに逆輸入後、テディベアは世界に広がる

アメリカでのテディベアの大ヒットをきっかけにドイツでもテディベア人気が広がり始めました。
その後世界的にテディベアブームが沸き起こり、広がっていったのでした。

テディベアが愛されるのは「精神的癒し効果」にあり

テディベアには癒し効果がある
テディベアは精神安定をもたらす癒しのぬいぐるみとして扱われている側面もあります。

子供の頃から1人で寝るのが当たり前の欧米では寝かせる時に子供の側にテディベアを置いて添い寝させます。テディベアが子供の寂しいと感じる心を癒してくれるのです。

国内でも、筑波大学附属病院の宮本信也教授により、テディベアが小児患者に癒し効果があるかどうかの臨床研究を実施。

2007年にはこの実験に協力した、NPO法人日本テディベア協会から180体のテディベアが同病院の小児科の子供たちにプレゼントされた例もあります。

ドイツでは救急車にテディベアが必ず乗せられており、ケガや病気の子供の側に置いて落ち着かせるそうです。

このようにテディベアは世界各国で「心を癒す、落ち着かせるアイテム」として愛され続けているのです。

テディベアが無表情なのも愛される理由

テディベアの多くは「無表情」です。

その時々によって微笑んでいるようにも、悲しんでいるようにも見えます。テディベアの多くが無表情な理由は、見る人の感情によって表情が変わって見えることにあります。

悲しみの中にいる人がテディベアを見れば、同じように悲しんでいるように見える。
幸せで包まれている時には微笑んでいるように見える。

テディベアは常に相手の心情に寄り添ってくれることが愛される理由の一つと考えられています。

まとめ

テディベアはどんなに時代が変わっても、きっとこれからも愛され続ける存在だと思います。

時代が変わっても人の心はそう変わりません。可愛くて癒されるテディベアはこれからもたくさんの人を癒す続けるのでしょう。

そう考えるとテディベアもちょっとすごい存在に思えてきませんか?( *´艸`)