テディベアのお手入れ方法!洗濯してOK?洗剤は何を使う?

テディベアのお手入れ方法

買った時はふわふわで綺麗だったテディベアも、月日が流れると汚れちゃったりしますよね。
買った時の状態を保ちたいけどどうすればいいのか分からないというあなたにお手入れ方法をご紹介します!

普段から定期的にしたいケア

大事なテディベアの劣化を防ぐにはブラッシングが1番です。ブラッシングすることでテディベア独特の「ふわふわした毛並み」や「ツヤ」が維持されます。

もちろん市販の普通ブラシよりもぬいぐるみ専用ブラシやムートンブラシでのブラッシングがおすすめです。

特にモヘア製のテディベアは念入りにブラシングを!
モヘアは高級素材で天然素材でもありますので防虫対策としてブラッシングが大変効果的です。
他にも効果的なお手入れ方法はこちらになります。

掃除機をかける

掃除機でほこりを取る方法です。
目など他部分のパーツが取れる可能性・毛皮が傷むなどの問題がありますので、直接掃除機を当てるのではなくノズルの先を薄い布などでくるんで吸引は「弱」にしてほこりを取り除いてあげてくださいね。

※取り外し可能なパーツであれば、壊れる・無くす前に取り外して作業するのも1つの手です。

陰干しにする

陰干しで、ダニや湿気を除去します。その手順はこちら。

1. ボディの歪みがあれば全体的に形を整えてあげましょう。
2. せっかくのふわふわの毛が絡んでしまわないよう、手触りを損なわないようしっかりブラッシングして毛並みを揃えます。
3. 風通しの良いところで陰干ししてあげましょう。
※吊るしたりすると中の綿が偏り型崩れする可能性がありますので平干ししましょう。

置き場所を変える

大事なテディベアを飾る時に1番気をつけることとして、色褪せの原因になる直射日光を避けた場所に置くことなんです。

また置き場所を変える時は軽く表面を叩いてほこりを払い、なおかつ風通しの良い場所に変える、お洋服を着させていたのであれば違うお洋服に着替えさせてあげるなどで、ほこりを取って、清潔を維持することに繋がります。

汚れが目立つ時にしたいケア

どうしても汚れが付いてしまった、目立つ汚れをどうにかしたい方はこちらです。

濡らしたタオルで表面を拭き取る

①ぬるま湯にシャンプーやボディーソープを数滴垂らししっかり泡立ててください。
※洗濯洗剤は成分が強く、逆に色落ちやムラになりやすいのでおすすめしません。
シャンプーだと香りが選べ、楽しめるのでお手入れも楽しくなります。

②タオルに泡だけと取って、そのままテディベアの汚れを優しくなでるようにして一定方向に向けて拭き取ってください。

その際に力強く拭き取ってしまうと抜け毛や毛質変化に響くことがあります。基本は優しく丁寧に汚れを拭き取ってください。

③汚れが取れたらぬるま湯に浸した後に固く絞ったタオルを用意して、仕上げに拭いていきます。
シャンプーの泡が残らないよう、こちらも一定方向に向けて優しく拭き取ってください。

拭き取ったあと、直射日光が当たらない・風通しの良い場所で形を整えてから平干ししてあげてください。
※洗濯バサミで挟んで乾かしてしまうと跡が残ってしまいます。

汚れがひどい場合には上記の工程を2~3回繰り返す場合があります。
乾燥が終わったかな?の判断は触った時に水分が手についてこないことが目安になります。

また早く乾かしたいからとドライヤーなどを使用して乾かすと毛並みが乱れるので使用することはおすすめしません。

頑固な汚れが気になる時のケア

ウール用洗剤を薄めて表面だけを拭き取る

洗濯用洗剤は「弱アルカリ性」に対してウールなどのおしゃれ着洗剤は「中性」です。

中性洗剤の主な成分によって水と油を混ざりやすくし繊維から水の中へ流す作用がある(軽い皮脂や油等を落とせる)ので、素材への影響が少ないうえに色褪せを防ぎながら汚れを落とすことができるので頑固な汚れには最適です。

このウール洗剤をぬるま湯で薄めたものをタオルで硬く絞ってから拭き取ります。

テディベアのお手入れでやってはいけないこと

テディベアが受ける外因には、光、ほこり、湿気、など様々なダメージがあります。

直射日光はNG

窓際に飾ったまま放置すると直射日光で毛並みが色褪せ、変色します。
毛並みが変色すると元の色には戻りませんので必ず直射日光は避けて保管してください。

丸洗いはカビの原因

上記で乾燥の目安について書いてますが、洗濯・手洗いで丸洗いしてしまうと中の綿まで濡れてしまいます。
干す場所は色褪せ防止のため風通しの良い日陰です。

このためしっかり中まで乾くのに時間がかかり、カビの原因になることもあります。

さらにシュタイフやメリーソート、ハーマン社のテディベアはお腹の詰め物が木毛という木を薄く削いだものであることも多く、型崩れや、カビ、腐敗の原因になります。

塩素消毒は毛を傷める

塩素消毒・または塩素洗剤系は色落ち等などの原因になり、せっかくのふわふわの毛を傷めることもあります。
こちらも上記のようにシャンプーなどの使用をおすすめいたします。

テディベアのお手入れも楽しみの一つに!
テディベアのお手入れはゆったりとした優雅な時間の一つだと思います。
思い入れのあるテディベアの毛をブラッシングし、洋服を着替えさせ、風通しのよい場所で過ごさせるというのはテディベアも、オーナーさんにとっても楽しい時間であることが理想です。

ぜひ面倒と思い込まず、月に1度程度のお手入れの時間を楽しんでみてくださいね。