「ハーマン社のテディベアの特徴について知りたい」
「緑ハーマンと赤ハーマンの違いについて知りたい」
そんな方に向けてハーマン社の歴史や特徴についてまとめました。
緑ハーマンと赤ハーマンの違いについても触れ、ハーマン社の魅力をお伝えします。
最後にはハーマン社が販売する人気のテディベアのベスト3をご紹介します。
魅力あふれるハーマン社のテディベアをあなたのコレクションの一員に加えませんか?
ハーマン社とは?
ドイツのテディベアメーカーで、シュタイフ社とともに人気のある老舗ブランドです。その歴史は100年以上。
赤ハーマンと緑ハーマンの違い・誕生秘話
ドイツ語読みの場合、ヘルマン社と呼びます。ハーマン社は「ハーマン・テディ・オリジナル社」(赤ハーマン)と「ハーマン・コーブルグ社」(緑ハーマン)の2種類があります。
1907年にヨハン・ハーマンが玩具会社を創業し、1913年にハーマン社で最初のテディベアが作られました。
ヨハンの6人の子どもは全員テディベア業界に関わるようになります。
ヨハンの長男のベルンハルト・ハーマンは1913年に現在の「ハーマン・テディ・オリジナル(赤ハーマン)」の前身となる会社「ゲブリューダー・ハーマン社」を立ち上げます。
ベルンハルトの立ち上げた会社はアメリカのテディベアブームに乗ることで、急成長しました。第二次世界大戦後に会社は移転され、現在の「ハーマン・テディ・オリジナル」に代わりました。
また、ベルンハルト以外の子どもたち5人は「ハーマン・シュピールヴァーレン社」を1913年に設立します。この会社が後に「ハーマン・コーブルグ社(緑ハーマン)」になるのです。
ハーマン社の作るテディベアの特徴は?
ハーマン社のテディベアの特徴は短い顔立ちと、カーブした長い腕と手です。
また、バリエーション豊かで、モヘアのジョイント式ベアと安価なプラッシュ製ベアを創業時から製造していました。
ハーマン社のテディベアはテディベアマイスターが昔ながらの手法で手作りしており、世界から高い評価を得ています。
素材は「木毛」など上質な原料のみを使用して製造されています。
「木毛」はアンティークなテディベアに使われる伝統的で高価な詰め物です。
「木毛」を詰めたテディベアはしっかりとした手触りで重量感のあるテディベアに仕上がります。
製造数は限定されており、世界限定で200~500体、多くても2,000体までしか販売されません。
そのため、コレクターから人気が高く、長く愛され続けているのです。
限定生産のテディベアだけでなく、復刻版のテディベアやアーティストデザインドベアなども製造し、現在もコレクターの心をくすぐるテディベアをハーマン社は販売しています。
ハーマン社のテディベアには赤いタグをつけた赤ハーマンと、緑のタグをつけた緑ハーマンがありますが、その特徴は以下の通り。
赤ハーマンの特徴
赤いタグはゲブリューダー・ハーマン社(現在のハーマン・テディ・オリジナル社)がテディベアに付けています。赤色の封蝋をかたどったデザインが特徴です。
現在日本国内でハーマンのテディベアといえばこちらの赤ハーマンが主流。テディベアの特徴としては、トレンドを意識したものが多いです。
オリンピックやワールドカップなどのオフィシャルベアなどの製作も積極的に行っています。毛足の長いモヘアのベアが多いです。
緑ハーマンの特徴
緑のタグはハーマン・コーブルグ社がテディベアにつけています。緑の三角形のタグで、テディベアと犬が散歩をしているマークが特徴です。
テディベアの特徴として、ドイツの伝統を色濃く反映されたテディベアが多いです。ドイツの伝統衣装を身にまとっているなどクラシカルな印象を与えます。
豪華な衣装が多く、お値段も比較的高額であることが多いです。今現在、国内ではほとんど販売店がなく、購入を希望される場合には直接メーカーへの問い合わせ、またはハーマンを扱うお店に相談をするしかありません。
※ドイツ語になります
人気のハーマン社のテディベア
テディベアコレクターに特に人気が高いハーマンのテディベアを3体ご紹介します。残念ながら限定モデルが多いため、入手は困難…。
購入できるかどうかはタイミング次第になります。
※価格は変動します。表示価格は参考程度としてください。
「テントウムシ 緑ハーマン社テディベア」
17,030円(税込)
テントウムシの仮装をしたテディベアです。
触覚を生やし、赤に黒い斑点のあるマントをつけ、手にはクローバーを持っています。あざとい可愛らしさに身悶えしてしまいます😊
サイズは11cmと小さめですが、小さいからこそ可愛らしさが引き立ちます。世界限定500体。
第2位「Little Ambassador For Peace(小さな平和大使)」
32,184円(税込)
「小さな平和大使」で、首元の羽や足に入った平和をイメージしたカラフルな刺繍とクリーム色のモヘアが愛らしいテディベア。
このテディベアにはベートーヴェンの「歓喜の歌/Ode to Joy」のオルゴールが内蔵されています。世界限定100体の、お迎えすると平和と幸せを呼びこんでくれそうな、そんなテディベアです。
第3位「マイ リトル ローズ」
23,760円(税込)
ピンクのバラの花をちりばめた愛らしいローズカラーのテディベアです。
首や足にあるバラ一輪一輪にはスワロフスキークリスタルがあしらわれ、乙女心をくすぐるデザインになっています。
バラ好きな人、可愛らしいものに目がない人におすすめのテディベアといえるでしょう。世界限定100体です。
※現在、Amazon・楽天では取り扱いがありません。
まとめ
ハーマンのテディベアについてまとめました。
赤ハーマンは時代の流れをしっかりくみ取って、トレンド感と伝統的な製法が一体となった面白いテディベア、そして緑ハーマンは、古き良きドイツの暮らしをそのままテディベアに置き換えたようなクラシカルなテディベア。
どちらもそれぞれに魅力的ですね。
日本ではなかなか入手が難しいものも多いですが、お招きした際は一生ものの宝物になること間違いなしです。